損切りのルール
外国為替証拠金取引(FX)を長く続けるためには、自分なりのルール作りが大切だとご紹介しました。
そうしたルール作りで最も大切なポイントが、『損切り』です。損切りとは、ポジションを持ったが予想と反対の方向に動いてしまったとき、含み損を抱えた状態のポジションを決済すること、ストップともいいます。
投資の極意は損切りと言われるほど、損切りの仕方は重要で投資家の永遠のテーマともいえます。
[外国為替証拠金取引;損切りルールの決め方]
損切りを上手にするためのコツは、とにかくルールを決めておくことです。損切りするということは、自分の判断ミスを認めて損失を確定する作業ですから、なかなか決断できないのが普通です。
損切りした途端に為替相場が逆転して悔しい思いをした経験があると更に判断が難しくなります。ルールを持たずに損切りの判断をすることは非常に難しいことなのです。だからこそ、あらかじめ損切りのルールを決めておくことが大事なのです。
ルールといっても複雑な設定を擦る必要はありません。例えば、「買値から10%下がったら損切りする」などでもいいと思います。見通しを誤ったときは、あらかじめ決めた損切りルールに従って粛々と損切りすることが、損失を最小限に抑える最も効果的な方法です。
人間は貪欲な生き物です。損をするとわかっている行為を実行に移すのは並大抵の気持ちでは出来ません。損切りルールを決めていても、実行することは非常に難しいものです。だからこそ、最低限ルールは決めておかなければなりません。
レバレッジのリスク
外国為替証拠金取引(FX)の魅力の一つがレバレッジなのは間違いありません。前回ご紹介したように少ない証拠金で何倍もの金額の取引ができるのですが、リスクはどうなのでしょうか。
[外国為替証拠金取引;レバレッジのリスク]
証拠金を1万円預けている状態で、仮にレバレッジを100倍にしてFX取引をした場合を考えてみましょう。為替相場が1ドル=100円の時には、1万ドルを買うことができます。為替相場が動いて、1ドル=101円になった時にその1万ドルを売ると1ドル当り1円の利益になるので、1万ドルなら1万円の利益になります。証拠金1万円で始めた取引の利益が1万円ですから、資金が倍になったわけです。これがレバレッジの魅力です。
「儲けが大きければ同じだけ損失も大きくなる」というのは投資の基本です。FXの場合も同様で、レバレッジを大きく使えば少ない証拠金でも大きく儲けることができます。しかし、これは大きな損失も生じかねないことを意味しています。
先程の例でもう一度考えてみましょう。証拠金1万円でレバレッジを100倍に設定している場合、1ドル=100円の時に1万ドル分の取引が可能です。為替相場が1ドル=100円から101円に動いた場合には、1万ドルを売って1万円の利益になります。
しかし、逆に為替相場が1ドル=100円から99円になった場合を考えてみましょう。同じく1ドル当り1円の損失ですから、1万円の損失になってしまいます。つまり証拠金が1万円しかないわけですから、資金ゼロというわけです。

